Twitchが動画再生を邪魔しない新しい広告「Stream Display Ads」をテスト中

ライブストリームプラットフォームのTwitchが、「広告による動画の中断が多すぎる」というユーザーからの声を受けて、新たに動画の再生を邪魔しない広告フォーマットをテスト中であると発表しました。

Stream Display Ads
https://help.twitch.tv/s/article/stream-display-ads

Twitch’s new Stream Display Ads are a less disruptive type of ad – The Verge
https://www.theverge.com/2021/8/2/22606297/twitch-stream-display-ads-disruptive-banner-screen

Twitchを始めとするライブストリーミングプラットフォームやYouTubeなどの動画共有サービスは、有料サブスクリプションと無料版が存在し、無料版の場合は動画の合間に広告が挿入されます。しかし、広告が挿入されることで動画が中断されてしまい、ユーザー体験が邪魔され満足度が低くなってしまうという問題も指摘されています。そこでTwitchは、ユーザーの動画視聴を邪魔せずに広告を表示する新しい広告フォーマット「Stream Display Ads(SDAs)」をテスト中だと明かしました。

SDAsは動画を再生しつつ表示される10秒程度の広告。以下のように、コンテンツの枠外に広告が出現します。この方法であれば動画の再生が邪魔されません。

表示される広告のパターンは2種類あり、上記のようにコンテンツの真下にバナーが表示される形のほか、コンテンツの右側・下側にL字で表示される広告がある様子。

Twitchによると、SDAsは10秒程度のものが1時間に3~8回程度表示されるとのこと。SDAsが表示されている間、視聴者は広告を閉じたり最小化することはできません。また、クリエイターが有料サブスクライバーに広告なしのコンテンツを提供している場合、有料サブスクライバーに対してSDAsが表示されることはないとTwitchは説明しています。そして、テスト期間中はSDAsを表示させたクリエイターに対して動画広告と同じ料金が支払われるとのことですが、テスト終了後は動画広告よりも広告料は低くなるとのこと。

なお、テスト中においてもSDAsを表示したくないクリエイターは、クリエイターダッシュボードの「設定」→「パートナー/アフィリエイト」→「広告」からオプトアウトすることが可能となっています。

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