アドエクスチェンジは、複数のアドネットワークをまたぐ広告枠の売買を容易にするプラットフォームのことです。
アドネットワークは、GoogleやYahoo!を始めとするプラットフォームが、複数の媒体を束ねて広告の配信の最適化を図っています。しかし、いずれのプラットフォームを利用しても、広告主がプラットフォームの管理下にない媒体に広告を出稿することはできません。そこで、複数のアドネットワークを束ねて一元管理できるようにした「アドエクスチェンジ」が登場しました。
Googleの広告システムでいうと、AdSenseはアドネットワーク、Ad Exchangeがアドエクスチェンジにあたります。

アドエクスチェンジ登場前のアドネットワークは、それぞれ課金形態が「インプレッション課金」「CPC課金」などばらばらでしたが、アドエクスチェンジの登場で「入札型インプレッション課金」への統一が一気に進むことになりました。
入札型インプレッション課金は、広告主側がオークション形式でリアルタイムで入札を行うことで、広告枠の価格が常に変動します。これはRTB(Real Time Bidding)と呼ばれ、その時もっとも高い広告掲載価格を入札した広告が表示されることになります。