ディスプレイ広告はウェブサイトやアプリ上に表示される画像・動画・テキストなどの広告のこと。バナー画像を表示させることが多いため、バナー広告と呼ばれることもあります。

ディスプレイ広告と対になる概念にリスティング広告がありますが、リスティング広告は、検索結果の上位にテキスト広告を表示させるものをいいます。
リスティング広告が「検索する」、つまり、ある程度の購入意欲を持ったユーザーに絞って訴求するのとは対称的に、ディスプレイ広告はまだニーズに気づいていないユーザーに対して幅広く訴求を行うのが特徴です。
ディスプレイ広告の出し方は大きく以下の3タイプにわけられます。
・広告を出す側がディスプレイ広告を掲載するウェブサイトを選ぶ「サイト配置型」
・特定のコンテンツを持つウェブページをターゲットにする「コンテンツターゲット広告」
・そして一度自社サイトに訪問したことがあるもののコンバージョンを達成せずに離脱したユーザーに対して再度アプローチをかける「リマーケティング」
サイト配置型は広告担当者が広告を掲載するメディアを選択しますが、コンテンツターゲット広告やリマーケティングの場合は、アドネットワークを介して行われます。ディスプレイ広告で有名なアドネットワークは、Google広告とヤフー広告の2種類です。
ディスプレイ広告、バナーなどを利用してリーチを拡大しましょう | Google 広告
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/contact-us/
ヤフーのバナー広告「ディスプレイ広告(運用型)」│Yahoo!広告
https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/displayads/
なお、2019年のインターネット・トレンド・レポートでは、ディスプレイ広告全体のうち62%が広告システムを使って売買されたプログラマティック広告であることが示されており、この傾向は今後も続いていく見込みです

一方、ウェブサイトの広告が多すぎるとして広告をブロックして非表示にするソフトウェアを使うユーザーも増えているため、ディスプレイ広告を出す際には適切なメッセージでオーディエンスを適切に絞った広告を作成する必要性がますます高まっています。またディスプレイ広告とは別に製品との親和性が高いメディアの記事広告で製品を訴求していくという方法も有効です。