Cookieのうち、ユーザーが訪れたウェブサイトのドメインから直接発行されるCookieのことをファーストパーティーCookie、それ以外のドメインから発行されるCookieをサードパーティーCookieといいます。
Cookieとは何か?ということはここを読めばわかります。
たとえば「abcdefg.com」というウェブサイトにユーザーが訪れて広告をクリックした時、そのウェブサイトに第三者の「xyz.com」というドメインが存在した場合、ユーザーにはabcdefg.comからのファーストパーティーCookieとxyz.comからのサードパーティーCookieが付与されます。
このファーストパーティーCookieは、ユーザーがウェブサイトを離れた後の行動を追跡することはできず、デバイスやブラウザが異なると別のユーザーと認識されます。一方でサードパーティーCookieはサイトのドメインを横断してユーザーを追跡でき、ユーザーの行動や興味・関心を細かく把握することが可能です。
ただし、近年はサードパーティーCookieを取り締まる方向にあり、Apple製ブラウザのSafariでは既にサードパーティーCookieがブロックされています。また、Google Chromeでも2022年までにサードパーティーCookieのサポートが廃止される予定です。
また、ウェブサイトの中には「ファーストパーティートラッカーを装ったサードパーティートラッカー」を利用していてるところも報告されている一方で、サードパーティーCookieなしで独自のシステムを構築し、高い精度のターゲティング広告を可能にしたと報告する企業もあります。
サードパーティーCookieなしで高効率のターゲティング広告が配信できたとニューヨーク・タイムズが報告 – GIGAZINE
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