最も効果的なインフルエンサーマーケティングとは?を示したレポートが公開中

InstagramやYouTube、Facebookなどで数千人・数万人以上のフォロワーを持ち、影響力が大きい「インフルエンサー」は、ブランドのマーケティングに利用されることが多々あります。2020年は変化の大きな1年でしたが、2020年のインフルエンサーマーケティングはどう変化し、どのような方法が効果的だと見られているのかがわかるレポートが公開中です。

The State of Influencer Marketing 2021 – Linqia
https://www.linqia.com/insights/the-state-of-influencer-marketing-2021/

New Report Looks at the Most Effective Influencer Marketing Approaches, and Key Platforms of Focus | Social Media Today
https://www.socialmediatoday.com/news/new-report-looks-at-the-most-effective-influencer-marketing-approaches-and/598765/

ブランドがInstagramやTikTokといったSNSを活用して製品をアピールするにはコツが必要であり、なかなかSNSと売上げを結びつけられないもの。これはSNSにおいて「オーディエンスとのつながり」が非常に重要であり、広告キャンペーンが「広告キャンペーンではない、通常コンテンツ」のように見えなければならないためです。このようなコンテンツの作り方は、常日頃からそのプラットフォームを使っていないと理解できません。

上記のような理由から、SNSでのマーケティングでは、フォロワーやオーディエンスの多いインフルエンサーを介した方法がよく利用されます。実際に、デジタルマーケティングにおいて、インフルエンサーマーケティングは成功している戦術の1つとのこと。

マーケティング企業のLinqiaは、2020年においてインフルエンサーマーケティングがどのように実施され、2021年のインフルエンサーマーケティングへの予算はどのように推移しているのかを調査。調査の対象となったのは、企業のマーケティング担当と広告代理店のインフルエンサーマーケティング担当者163人です。

まず、2020年に行われたインフルエンサーマーケティングについて。2020年に行われたインフルエンサーマーケティングキャンペーンの数は、全体の48%が1~5件と回答しています。6件以上キャンペーンを行った人は少なかったものの、回答者の71%はキャンペーンの予算を増やす予定だと述べています。

インフルエンサーコンテンツと、ブランドのオリジナルコンテンツのパフォーマンスに関しては、インフルエンサーコンテンツの方が優れていると回答したのが36%、同程度と回答したのが22%、インフルエンサーコンテンツの方が劣っていると回答したのが10%、比較したことがないと回答したのが31%。

また、インフルエンサーといってもさまざな人がいますが、ブランドが希望するインフルエンサーのフォロワー数は、以下の通り。フォロワー数5000~10万人の「マイクロインフルエンサー」の採用が最も一般的です。ただ10万~50万人のマクロインフルエンサーも継いで人気でした。

50万人以上のインフルエンサーは影響力が大きいのは確かですが、ブランドにとってはかなり難しい選択になっているとのこと。マイクロインフルエンサーは費用対効果が高く、またフォロワーとの関わり方が直接的になる傾向にあるので、インフルエンサーコミュニティを強化することで売り上げの向上につながると考えられています。マイクロインフルエンサーを希望するマーケターが、2020年の80%から90%に増えていることからも、人気の高まりが見てとれます。

加えて、多くのインフルエンサーキャンペーンでは一度に5~10人のインフルエンサーが採用されていることも判明。これにより、より範囲の広いオーディエンスに情報を届けられるとみています。

そして、インフルエンサーマーケティングはInstagramがメインであるものの、過去12カ月間でTikTokが目覚ましい成長を遂げています。以下のグラフは灰色が2020年、オレンジが2021年に利用したプラットフォームですが、Instagramが97%から93%にわずかに減少しているのに対し、TikTokは16%から68%に大幅に増加。Facebookは減少傾向にあり、Pinterestが増加していることも、グラフからは読み取れます。

なお、「広告キャンペーンではなく通常コンテンツのように見えるコンテンツ」については以下からも読むことが可能です。



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