44億円の資金調達に成功したeコマース最適化ツール「Teikametrics」とは?

2020年から2021年にかけてデジタル化が大きく進み、オンラインショッピングの需要が増加しました。このような状況の中で、サードパーティーマーケットプレイスによるeコマースビジネスを最適化する「Teikametrics」が約44億円の資金調達に成功したと発表されました。

Taikametrics Raises $40M in Series B Funding | FinSMEs
https://www.finsmes.com/2021/07/taikametrics-raises-40m-in-series-b-funding.html

Teikametrics raises $40M to optimize ecommerce listings | VentureBeat
https://venturebeat.com/2021/07/15/teikametrics-raises-40m-to-optimize-ecommerce-listings/

2021年7月15日にeコマースビジネスを最適化するTeikametricsが、Intel Capital・GoDaddy・Centana Growth Partners・Jump Capital・Granite Point CapitalおよびSoftBank Vision Fund代表のLydia Jett氏らからシリーズBの資金調達において4000万ドル(約44億円)を得たと発表されました。

Teikametricsは、サードパーティーのマーケットプレイスで販売を行うブランドや小売業者の売上を最適化するツールを、SaaSとして提供しています。TeikametricsはAIを利用することで、製品の目標にあった広告キャンペーンを作成可能にし、理想的なディスプレイ広告の入札額を見定め、製品の売上を伸ばす検索キーワードの調整を行うとのこと。このとき、システムは自動でパフォーマンスを損なうキーワードを排除しつつ、コンバージョンを増やすキーワードを捕捉していき、目標までの進捗・収益性・必要な製品の組みあわせ・キャンペーンといった内容を追跡します。

具体的にTeikametricsが示すサービスの内容は以下の通り。

・広告最適化:
アルゴリズム入札とキーワード自動化による目標指向のキャンペーンで戦略的に需要を増加させる。
・マーケット・インテリジェンス:
AIを使った分析で売り上げと収益性を最適化し、ランキングを底上げしオーガニックの流入を増加させるとともに、さらなるビジネス最適化のためのデータを得る。
・優先的融資
ブランドの成長に必要な資金を得るための投資家へのアクセスを最適な利率とともに提供。
・在庫の最適化:
AIを使って取り残された在庫を追跡し、将来のニーズを予測、サプライチェーンのリードタイムを管理して、売上を最大化させるように効率化。これらを行いつつ、投資利益率(ROI)、在庫回転率、販売率といった指標を完全に可視化する。
・複数マーケットプレイスの最適化
1つのプラットフォーム上で、複数のマーケットプレイスにわたる在庫管理・広告作成を実施。それぞれのパフォーマンスをシームレスで確認可能にし、全体のパフォーマンスと戦略を最適化する。

これがTeikametricsのダッシュボード。

Teikametricsは、2001年にハーバード大学の寮内でeコマースビジネスを開始し、「Amazonのサードパーティーの売り手として最初に売り上げ100万ドルに達した人物の1人」であるというAlasdair McLean-Foreman氏によって2015年に創業されました。「Teikametricsのビジョンは、Amazonビジネスで成功した私の経験をもとに、データ・AI・専門知識を組み合わせることにあります」とMcLean-Foreman氏は述べています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、世界的にデジタル化が進み、オンラインショッピングサイトの需要も急増しました。Amazonのマーケットプレイスは2021年第1四半期に60%の成長を記録しており、ウォルマートのマーケットプレイスも2022年までに146%の成長があるものと考えられています。eコマースのプラットフォームのユーザーが増加するにつれ、Teikametricsのようなサービスの需要も上がっていくものとみられます。

なお、eコマース製品の広告にはプログラマティック広告だけでなく、「理解を伴う認知」を得るための記事広告も有効です。

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