GDPRは2016年に制定された「EU一般データ保護規則(General Data Protection Regulation)」の略称です。
GDPRは、テクノロジーの進化とともに生活の中のあらゆるものがインターネットに接続されることとなり、個人情報保護の必要性が高まったことで導入された、個人データ保護の規制です。EU圏内で施行された法律ですが、EU圏外へのデータの移転についても定められており、EU加盟国以外にも影響が及びます。
GDPRの基本原則は以下5つとなっています。
EUの新データ保護規則「GDPR」の発効でウェブサイト所有者が採るべき大きな変更とは? – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180410-publisher-change-for-gdpr/
1:個人データの収集・保持は、すべてユーザーの「同意」に基づく必要がある
2:提供される特定サービスに関連した、必要かつ適切な情報だけ収集できる
3:収集・保持するデータへの透明性を持つ
4:ユーザーには「忘れられる権利(データを削除させる権利)」がある
5:IPアドレスも個人情報とみなす
サードパーティーCookieの取り締まり強化や、AppleのIDFA廃止といった動きは、GDPRの制定によって加速しました。
また、GDPRの制定・施行によって、GoogleがGDPR違反で60億円以上の罰金を科せられたほか、Facebookがヨーロッパから撤退する可能性も出てきています。
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