動画共有プラットフォームの「TikTok」が新たに、「プラットフォーム上で既に人気を集めているコンテンツ」をブランドが広告として利用できるサービス「Spark Ads」を提供することが判明しました。
Introducing Spark Ads: An authentic way for brands to elevate native, popular content | TikTok For Business Blog
https://www.tiktok.com/business/en/blog/spark-ads-authentic-way-brands-elevate-native-popular-content
TikTok Launches New ‘Spark’ Ads Which Enabled Brands to Tap into Trending Organic Content | Social Media Today
https://www.socialmediatoday.com/news/tiktok-launches-new-spark-ads-which-enabled-brands-to-tap-into-trending-o/603671/
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♬ Paradise – Nate Kreiswirth
例えば化粧品ブランドがSpark Adsを使うと、インフルエンサーによって投稿されたこのようなオーガニックの投稿のうち、自社が実施するキャンペーンの内容と合致するものをインフィード広告やTopViewといった有料キャンペーンのクリップとして再利用可能になります。もちろんインフルエンサーのコンテンツを勝手に利用するのではなく、ブランドがインフルエンサーに連絡を取ったのちに有料キャンペーンへ利用可能になるとのこと。
TikTokは発表の中で、「TikTokは、エンターテイメントを再定義し、トレンドを生み出し、人気のある製品やサービスについての見解を共有するクリエイターによって構成されています。ブランドはこのような多様なコンテンツと創造性の宝庫の世界に足を踏み入れ、製品やサービスを広めるクリエイターたちとつながることができます」と述べています。
Spark AdsはすでにTikTok上で人気を集めているコンテンツを広告として利用するため、リーチを最大化することが可能で、かつSNSに不慣れなマーケターでも効果的なキャンペーンを実施できるという点がメリットと考えられています。またコンテンツを広告として利用する際にブランドは広告ターゲティングツールを使用できるため、ターゲットを絞ることでさらに効果的に広告が実施できます。複数の投稿者のコンテンツを合わせて動画を作成するデュエット機能が利用できることも大きな利点です。
多くのブランドはまだYouTubeやFacebookと比較してTikTokを広告の出稿先としてあまり利用していませんが、TikTokがブランドの広告ツールの1つとなるのは時間の問題だといわれています。TikTokは広告出稿のキャッチコピーを「広告を出さないでください。トレンドを作りましょう」としており、「最も効果的なプロモーションは、ユーザーがフィードで目にしているもの」だという考えを持っています。このためブランドが従来型の広告を独自に作成するのではなく、TikTokのフィードを利用したSpark Adsのような形が最適だと考えられているわけです。
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