How many people who read the Elle story are got this bizarre ad for the onesie with a butt flap, over and over again? I know it’s not just me pic.twitter.com/4wsazD0wWM
Business Insiderは専門家の話からいくつかの推論を行っています。たとえば、広告会社は広告を表示する記事のうち、読者に不快感を与えそうなものに「安全ではない」とフラグを立てることがあり、問題のELLEの記事はブランド保護の観点から広告掲載先として避けられたとのこと。大手ブランドから掲載先として指名がなかった記事の広告枠は価格が下がるため、「とにかく表示数を増やしたい」という広告主に安価で購入されることになります。
なお、アドネットワークの登場後、DSP(Demand Side Platform)やSSP(Supply Side Platform)といったサービスも登場。DSP・SSPはアドネットワークとは異なり、アドネットワークや個々のアドエクスチェンジへの広告配信を1つのプラットフォームで管理するツールという位置付けです。
もともと2019年の段階ではユーザーが所属すると推測される一連の関連グループを追跡するPIGIN(Private Interest Groups, Including Noise)というAPIが検討されていましたが、PIGINは取り下げられ、TURTLEDOVEが後継しました。しかしWorldWide Web Consortium(W3C)で、TURTLEDOVEはGoogleの広告システムを優先し、他のアドテクをシャットアウトする可能性があるという批判を受けています。このほかW3CではTURTLEDOVEの目的を維持しつつもそれ以上のパフォーマンスを発揮する「SPARROW:Secure Private Advertising Remotely Run On Webserver」という仕組みの提案もありました。